山口堰堤
本巣市山口地区にある堰堤。
農業用水の取水用の堰堤で大きな水門が2つある。水門の開け閉めにより、
用水路の水量を調整している。田植え時期や台風、集中豪雨などが絡むと、
頻繁に開け閉めされる。
これより下流域は水門の影響をもろに受けることになるが、この特性を覚える
と、この堰堤のみならず下流域のエキスパートになれること請け合い。2006年
より禁漁区解除が6月1日から7月1日に変更された。少しでも多くの鮎を遡上
させたいのが漁協の狙いだが、天然遡上が少なくなった今に於いては的確な
判断と言えよう。
この堰堤は台風並みの出水でも投網漁が出来又、渇水期でも多くの水揚げが
望める。その為、漁師のたまり場になっている。
他の堰堤に比べると、ここの漁師は比較的みんな仲が良い。理由は地元山口
の熟年漁師が漁師たちの仲を取り持っているからに過ぎない。鮎が良く獲れる
からといって、くれぐれも漁場を独り占めしないようにご注意願いたい。